サポート体制を構築できる
注文住宅なら、間取りやデザインを自由に選ぶことができます。親世帯と同居する目的で注文住宅を選ぶ人も少なくありません。とはいえ、子世帯と親世帯が一緒に住むとプライバシーも気になります。その点、二世帯住宅なら玄関やお風呂、キッチンなどもそれぞれ分けることができるので、同居しながらも一定の独立性を維持できます。家族同士が近くに住むことは、コミュニケーションの促進にもなりますし、緊急時などはお互いにサポートができる体制も整います。子世帯に小さい子どもがいる場合は、親世帯に子育てをサポートしてもらえるというメリットもあります。二世帯住宅を建てる場合は、将来を見据えて親世帯をバリアフリーにするなどの工夫も考えておきたいところです。
少しでも安く建築するなら
一般的な一戸建て住宅に比べると、二世帯住宅は建築費が高くなりがちです。支払いを楽にするためにも、少しでも安く建てられる工夫はしておきたいところです。まず、設備や空間を共用しない完全分離型の二世帯住宅では費用が高くなりがちです。玄関や浴室など一部を共有する部分共有型の二世帯住宅なら、より費用を抑えることもできます。予算内で快適な二世帯住宅にするためには、二世帯住宅に精通したハウスメーカーや工務店を選ぶことも大切です。相談の際には、希望をしっかり伝えることはもちろん、プロならではのアドバイスも参考にしましょう。通常の一戸建ての場合でも言えることですが、水回りをまとめることや家の形をシンプルにすることもコストダウンにつながります。
二世帯住宅は間取りによって3種類に分類されます。全てを分離した完全分離型、玄関など一部を共用する部分共有型、全ての生活空間を共用する完全共有型の3つです。